KATZLIN'S blog

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アナログレコードの愉しみ2004-12-20 00:38

自分はアナログレコードを1枚も持っていなかった。が、相棒がクラシックやらオフコースやらを数十枚持っているので、プレイヤーだけは持っている。ソニーのPS-V700という、聴ければいいや、という代物。ある日、相棒がオフコースを聴きたいと言い出したので、ベスト盤のCDも持っているがレコードで聴いてみようということになった。ここのところスピーカの音がめっきり良くなってきたので、アナログレコードがどう聴こえるのかという興味もあった。


「I Love You」のような静かな曲ではアナログの方が厚みがあっていい感じだった。これに比べるとCDは音がスカスカだ。情報量が違うというのだろうか。思ったよりも違いが出てきておもしろい。ふふん。
ちなみにCDプレイヤーは10年ほど前に19800円で買った Harman/Kardon 社の HD7500 というもの。当時このメーカーをよく知らずに買ったのだが、どうやら BMW のカーオーディオを手がけている会社らしい。まあ値段なりのプレイヤーなんだろう。

で、試しにジャズの中古レコードを買ってきた。「Miles Davis at Plugged Nickel」。これはもう大好きなアルバムで、普通の1枚CDと、7枚組のコンプリートセットも持っている。
早速聴き比べ。アナログ盤はスピーカの後ろの方から聞こえるようだ。そして音場が少し狭く、CDではスピーカの少し外まで音が広がっているのに対し、アナログはちょっと内側。これはライブ盤なのだが、CDがライブ会場の前の方の席だとすると、アナログは一番後ろから会場全体を眺めているような感じだった。また、CDではクリアすぎてちょっと耳に痛い感じもするトランペットの響きが、ちょうどよい具合にまろやかになった。ただ、その分緊張感が減る気がする。甲乙はつけられず、どちらもそれなりにおもしろいじゃないか。

こうなるともう我慢できなくなって、近場の大きな中古屋へ行った。欲しいものはたくさんあったが、ここは「お気に入りアルバムをCDと聴き比べる」という目的に徹し、絞りに絞って3枚をチョイス。その中で「Barry Harris at the Jazz Workshop」はCDと左右のチャンネルが逆になっていて、聴き慣れたものと全く違う新鮮さを味わった。うーん、拍手がへんなところから聞こえる。

CDが最初に出た頃、アナログレコードの方が音がいいとかマニアが言っているのを聞いて「へん、そんなわけねーだろう」と思っていた。しかし、たかだか19800円で買ったCDプレイヤーと10000円未満で買ったレコードプレイヤーで聴いただけだが、CDの方がよいとは必ずしも言えないということを知ってしまった。SACDやらDVDオーディオにも興味は持っていたが、なかなか普及が進まない新規格よりも、アナログの方が手っ取り早くナチュラルな音楽を聴けそうだ。

禁断の世界にとうとう踏み込んでしまった気がした。
しかし念願だったCDプレイヤーを買い換えることになったので(デノンDCD-1650SR)、しばらくはまたCDにハマることになりそうだ。果たして、ソニーの安物プレイヤーとレコードはグレードアップしたCDプレイヤーに太刀打ちできるのだろうか。

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