KATZLIN'S blog

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満寿泉スペシャル 純米原酒 20002005-02-05 20:44

満寿泉スペシャル
デパートでワインを買おうとレジに並んでいたところ、レジ近くの日本酒の冷蔵庫にブルゴーニュワインの瓶が入っていた。気になってよくよく見ると、「MASUIZUMI」とあった。そう、日本酒だったのだ。
商品の説明を読んでみると、ブルゴーニュのドメーヌ・ラモネ(Domaine Ramonet)で使用した白ワインの樽で熟成させた日本酒ということだった。思わず買ってしまった。


帰宅してネットで調べると、純米大吟醸と純米原酒の2種があるようで、今日買ったのは後者だった。
早速開けてみる。おお、コルクで栓がしてあるのか。ラベルや瓶だけでなく、こういうところもワインっぽい。コルクもイタリアの安ワインみたいなちゃちいやつじゃない。ちゃんと満寿泉のロゴと、ビンテージまで書いてある専用コルクで、「JAPANESE SAKE」の文字が。

色は、すこーしだけ褐色がかっている。樽に由来するものだろうか?
一口飲んでみた。なんとも複雑な香りだ。当然だが、樽香がする。それが日本酒のコメの香りと妙にマッチしている。あくまでも日本酒なのだが、重口の白ワインという感覚もある。一口で大ファンになってしまった。美味い酒にめぐりあえたときの幸せを感じた。

ワインより強いのでそうがぶがぶは飲めない。バキュヴァンで栓をして冷蔵庫にしまった。日本酒は抜栓してからの味の変化も楽しみだが、これはどうなるだろう。純米大吟醸も気になってきた。

SUPER BOWL XXXIX2005-02-07 23:48

本日は年間でも最大級の楽しみ、スーパーボウルの日。もちろん有給とってTV観戦。レギュラーシーズンは全然観なかったけど、これだけは観なきゃ気がすまない。
今年はBSハイビジョンチューナーを買って初めての観戦で、高画質で楽しめた。スポーツ観戦は16:9が視野も広くていい。今BS1の再放送を見ているが、やっぱ4:3はつらい。

初めてスーパーを観たのは1984/85年シーズン。高校1年だった。確かTBSがゴールデン・タイムに放送していて、たまたまチャンネルを合わせたら、映った瞬間、当時49ersにいたロジャー・クレイグがオフェンスラインの背中を駆け上がってダイブするところだった(ような印象が残っている)。すげースポーツだなあと思って翌年は深夜放送できっちり観た。シカゴ・ベアーズが強烈なディフェンスで圧倒した年だ。
シカゴはスーパーでもめちゃくちゃ強くて、大差がついた。当時の最大点差の記録を作った年だった。で、そのときコテンパンにやられた相手が、ワイルド・カードから勝ちあがりシンデレラ・チームと言われたニューイングランド・ペイトリオッツだった。あのNEがこんなに強くなるなんてなあ。
イーグルスもカニンガムの印象が強くて、エースにリッキー・ワタースを獲ったりだとか、そこはかとなくB級のかほりが漂っていたのに、いつの間にかプレーオフの常連になってた。


前半はどたばたとした展開だったけど、その中でSのハリソンの活躍が目立った。が、両QB、特にブレイディがあんまり冴えないように思った。

ハーフタイム・ショーはいつもダンサブルなステージばかりで嫌い。毎年観ないのだが、今年はポール・マッカートニーが大人しく歌っていただけなので思わず観てしまった。歌った曲は Drive My Car、Get Back、Live And Let Die、Hey Jude だった。古い歌ばかりで親しみが持てた。口パクじゃなかったのにびっくりした。Drive My Car なんかはギター・ソロがビートルズ盤の完全コピーだった。

後半になってオフェンスも動いてきてようやくフットボールらしくなった。接戦ということもあり、なかなか見ごたえがあった。ブルースキのインターセプトで万事休すと思ったが、そのあとの粘りに「ひょっとしたら」という気もしてきた。それだけに、残り2分30秒あたりで、時計が進んでいるのにのんびりとハドルしていたのは解せなかった。

どちらもディフェンスが強くて、自分好みのゲームだった。来年は贔屓のピッツバーグを観たいもんです。

トリッパ2005-02-11 23:25

昨夜は、たまに行く近所のイタリア料理店で食事をした。
前菜はたらの白子ソテーのサフランリゾット、トリッパの煮込とチーズオーブン焼き、白金豚のサルシッチャと野菜のグリル、パスタに寿豚ひき肉と小松菜のラビオリ、メインは自分が鹿児島黒豚のグリルで、相棒が白金豚のサルシッチャのトマト煮込、という内容だった。ワインは Dule というカンノナウ主体のサルジニアのIGTで、2001年ヴィンテージのものをとった。

サルシッチャはクミンと思われるスパイスの香りが特徴的で刺激的だった。
黒豚のグリルが激烈に美味かった。脂分もそれなりにあるのだが、脂臭さを感じさせない。焼き加減がちょうどいいのだろう。シェフは我々の注文したワインに合わせて、スパイスをアニス・シナモン・ヴァニラにしてくれた。

デザートは私はゴルゴンゾーラのはちみつがけとパッシートという甘口デザートワインを。パッシートは気に入ってもう1杯追加してしまった。相棒はさつまいもとマスカルポーネのティラミス仕立ての黒糖ジェラート乗せ。これは二人とも大好きな一品。


2品目のトリッパを運んできた店員が、トリッパを注文したのはいいけど、手をつけずにそのまま残した客がいたという話をした。その客はトリッパが牛の胃だということを知らずに注文したらしい。
意外に思った。こういう店に来る客ならば、それくらいは知っていそうな気がしていたからだ。駅ビルに入っている洋食惣菜の店には、ビーフシチューなどとともにトリッパの煮込みも並んでいるご時世なのだ。食べ歩きや、イタリア料理が好きな人なら知ってて当然のはず。

さて料理は進み、我々がメインにさしかかろうという頃、隣の若いカップルのテーブルにトリッパが運ばれてきた。すると
「えー何これ、胃かな」
「みたいだね」
やはり知らないようだ。トリッパが何なのか、知らないなら聞いてから注文すればいいのに、と思った。

実はかく言う我々も、サルシッチャってなんだろうとか思いながら注文したのであった・・・

バベットの晩餐会2005-02-19 23:19

本日は朝から雪が降ってたりしてむちゃくちゃ寒かったので、家で録画したTV番組ばかり見ていた。

これは1987年のデンマークの映画。いわゆるヒューマン・ドラマというのだろうか。ストーリーは大したものではないが(どちらかと言えば陳腐な方だと思う)、なんとなく心ひかれる。
ずいぶん前にテレビで放送したのを観たことがあって、そのときなんとなくハマってしまい、録画しなかったことをずいぶん後悔したのだった。これでようやく保存版ができた。

いつだったか、おすぎがこの映画のキャンペーンで、映画の料理を再現して食べたとかなんとか言ってたのをうっすらと記憶している。さすがに1860年のワインはそうそう入手できないので最近のものに変えたとか、材料のどれかが日本では禁猟のものなのでフランスから空輸したとか、そんな話だった。

このテのものはビング・クロスビーの「我が道を往く」も好きだ。「我が道を往く」で感動できる人ならこのバベットも気に入るに違いない。

わが心の大草原プレーリー ジム・ブランデンバーグ2005-02-19 23:27

「動物カメラマン 野生へのまなざし」シリーズの2で、BS-hiでは1月に放送した。そのときは途中から観たので、最初からちゃんと観たいと思っていた。ハイビジョンスペシャルは1ヶ月くらいすると再放送してくれるので嬉しい。


見どころは、やはりバイソンの大群の疾走と、ハクガンの大群の乱舞だろう。
バイソンのシーンは、ケヴィン・コスナーの「ダンス・ウィズ・ウルブズ」を思い出してしまった。しかも映画より迫力があるように思った。
ハクガンは大群で飛び回ることで襲ってくる敵を威嚇するのだという。集団で泳ぐ回遊魚のようだ。

ほかにも、プレーリーの珍しい動物がたくさん出てきた。

シンリンオオカミ
Jim の鳴き真似に反応するとは。Jim が凄いのか、オオカミが阿呆なのか。
カナダヅル
頭がタンチョウヅルみたいだが、体がグレー。
アメリカヒレアシシギ
フィギュアスケートのようにくるくる回りながら水をつついてえさを食べる。みんなでやってるのを見てると目が回りそう。
クビナガカイツブリ
求愛ダンスがシンクロナイズドスイミングのようだ。最後には水面を立って走り出すのがユーモラス。
プレーリードッグ
プレーリーでの食物連鎖の中心を担っている。
アナホリフクロウ
アナホリとは名ばかりで、穴は掘れずに、プレーリードッグの穴を使うんだとか。エサを追いかけるのに地面を走る。前傾姿勢で走る、走る。

動物だけでなく、美しい花も多く映っていたし、雷のような自然現象もダイナミック。

ジム・ブランデンバーグ公式サイト:Jim Brandenburg