職場のパソコンはもう何年も Windows 2000 だったのだが、昨年の夏にようやく更新された。遅蒔ながらの XP デビューであった(笑)。
毛嫌いしていた XP ではあったが、意外と使いやすくてちょっぴり感動してしまったのだった。しかもフォントの描画が 2000 よりはるかにきれい。これだけ見やすいと、もう 2000 には戻れないなと思う。
快調に動いていた XP マシンではあったが、ある日ふと、断片化がどうなっているのかが気になった。デフラグツールで「分析」をぽちっとすると、「最適化の必要はありません」と言われた。「フォルダの断片化率」はだいたい13%程度だったと思う。使い始めておよそ半年だが、この数値はどうなのだろう。ちなみに、断片化の進行を促進するソフトとしては Outlook Express がかなりのもんじゃないかと思うのだが、自分はこれを使っていない。
で、「最も断片化されたファイルの一覧」を見ると、「System Volume Information」のファイルがずらっと並んでいた。こりゃなんじゃ、と思ってググってみたところ、どうやら「システムの復元」のポイントらしい。ん? これって確か、Windows Me のときの新機能で、「もし不安定になってもこれで安心」みたいに言われてたけど、まったく使いものにならないと評判だった機能のような。XP にもついてたのか。
で、容量をはかってみるとこのフォルダだけで 2GB 以上もあった! 消したい衝動にかられるが、しかし「System Volume Information」なんていかにも重要そうな名前だし、消しちゃっていいものかどうか。
例によってググってみたところ、賛否両論。困ったときに復元して助かった、という報告も多くあるようだ。しかし自分の場合、不安定になって困ったらまずリカバーしてしまうし、そのためにデータ類はほとんどすべて D ドライブに置いてある。それにどうも復元するデータとそうでないデータがあるらしく、「ある時の状態への完全な回帰」ではないもよう。そんなことしたら余計に不安定になっちまうような気がしてならない。
というわけで、こんなもの不要と判断して機能をストップ、フォルダもごっそり消しちゃった。ふたたびデフラグツールで分析してみると、ファイルの断片化率は 3%、ヴォリューム全体の断片化率にいたってはたったの 1% に。あーすっきりした。
「システムの復元」のせいで断片化が増長しちゃって、そのせいで不安定になるんじゃないのだろうか? と邪推してしまうのだった。
新しい iPod を買った。
職場での Windows XP デビューに引き続き、自宅のパソコンも 2000 から XP に変えたのだが、その理由は現行の iPod Classic が
2000 には対応していないからだった。
買ったのは銀色の
Classic で、80GB。160GBのモデルもあるが、動画でも見ない限りそんなに容量は必要ないだろう。聴くのはジャズとブラジル音楽ばかりなので PV
なんか無縁だし、iPod でテレビ番組を見ようという気にはならない。音楽が聴ければそれでいいのだ。
ケースは
BELKIN
のアクリルケースにしてみた。操作感はさすがに生には劣るが、ホイールが汚れないので気に入った。でもシリコンと違って、落としたら一発で壊れそうな予感。
これまで使っていたのは第3世代の15GBのモデルで、2004年の春に買ったから4年弱使っていたことになる。
音質を半分に落としてエンコードしていたのだが、それでもとっくに容量が足りなくなっていた。また、バッテリがかなりヘタってきた。持続時間はもともと8時間ほどだったが
、今では5時間くらいしかもたない。おかげで1日おきに充電しないといけない始末。
しかもこのモデル、充電は6ピンの IEEE1394 じゃないとできない(USB は転送はできるけど充電は不可)。Windows
パソコンだとたいてい4ピンなので、充電はアダプタを使ってコンセントからするしかない。曲を転送するときは、フル充電してからじゃないと途中でぶった切れてしまうことが
あったりする。
そこいくと今度のは厚さが2/3なのにディスク容量もたっぷりだし、USB
で転送しながら充電できて安心。しかも持続時間も30時間とたっぷり(!!)
まあこんなの当たり前なのかもしれないけど、古いのを使ってきた人間には感動の嵐なのである。
3G
に比較して欠点といえるところは、再生・停止ボタンが機体の一番下にあるので、ポケットの中で手探りで操作するのが難しいこと。リモコンが嫌いなので直に操作しているのだ
が、3G ならボタンも上で、窪みがあるので場所を間違えることもなかった。でもこんな形してるのは 3G だけで、もうこれは慣れるしかない。
また、Linux で使えないのが痛い。今使っている kubuntu 7.04 だとライブラリが古いようで、曲の転送などはできても iPod
の方が認識してくれないのだ。しかもその次に Windows につなぐと、iPod が認識できません、とか言われて初期化を促される。ネット上の情報では 7.10
なら使えるっぽいのだが、試しにアップグレードしてみてやめた
ばかり。まあ本来 Windows や Mac で使うものなんだから、ここは我慢するか。
動画も見ないし液晶はモノクロでいいと思っていたが、やはりジャケットが見られるとどのアルバムかが直感的にわかっていい。Cover Flow
もおもしろいし。まあ自分の場合、Cover Flow でアルバムを選択して聴く、ということは実際にはしないような気がするけど。
ところでこのアルバムアートの取り込みはちょっと面倒だった。というのは、クレカの取扱いが停止中とかで、iTunes Store
にサインインできなかったからだ。iTunes によるアルバムアートの取り込みにはアカウントが必要なんだとか。
でも、自前の画像を設定できることに気付いた。ということで Linux 側の Amarok でためてあった画像を、アルバムごとにちまちまと D&D
してようやく完了。Amarok は amazon
から画像を検索して取り込めるのだけど、そのおかげで画像は大きさや画質がまちまち。帯付きのもあったりするけど、まあいいや。
6,580曲転送して残り56.8GB。ほとんどの曲の音質を落としてエンコードしているから、通常の音質ならさらに20GBくらい消費しているだろう。すべての CD をエンコしなおす気はさすがにないが、お気に入りの曲だけを wav のまま転送してみようかと考え中。