KATZLIN'S blog

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横浜プチ散歩2011-11-27 08:55

休暇をとって買い物ついでに横浜みなとみらい地区を散歩。横浜税関の資料展示室と、海上保安庁の工作船展示館を見学した。
これらは国の業務の広報施設で、事業仕分けで打ちきられた丸の内のJAXA情報センターなどと同種のものといえる。もちろん、どちらも無料で見学できる。
日本丸


まずは横浜税関資料展示室へ。
横浜税関

「クイーンのひろば」と名づけられたスペースに、麻薬や拳銃などの密輸防止と、模造品の輸入差止めに関する資料が展示されている。
密輸入の手口は大掛かりなものがいくつか紹介されていた。中古ボートの船底からは拳銃が見つかったり、バドワイザーの缶の中からは麻薬が見つかったり。缶ビールなんかは、乾燥大麻が軽いため、重量調整の重りまで入っていたという。
当麻の入った缶バド
模造品は押収物が展示されていて、映画DVDだとか、大きなものとしてはバイクがあった。どれも中国からのものばかり。
模造バイク
実物と偽者を並べたコーナーでは、答えが別にカードになっていてクイズ形式。ルイ・ヴィトンは答えを知ってもどっちがどっちか見分けがつかなかったが、ハンティング・ワールドは一発で分かった。
ヴィトン


2つめは海上保安資料館横浜館。税関からも近い。赤レンガ倉庫のすぐ海側にでっかく「工作船展示館」とあるのですぐ分かる。
2001年に起きた、九州南西海域工作船事件の工作船の展示室で、以前から見てみたいと思っていたのだ。
工作船展示館

館内に入ると錆びついた船がいきなりそびえていて、ちょっとした感動というか、衝撃を受けた。許可のない写真撮影は禁止とあったので、受付の係員氏に恐る恐る申し出ると、自由に撮って構わないとの回答。聞いてみてよかった。
工作船
船体の弾痕などを見ながら後ろにまわる。横腹には宮崎の船と偽装するための木片や、工作員が所持していた金日成バッジなどが展示されていた。
船尾にまわると、またまた衝撃が。工作船は、後半部がミニ工作船の格納庫になっているのだ。そのミニ工作船も展示されていた。さらに水中スクーターなるものまであり、まるでマトリョーシカのようだ。潜水具を着た工作員がこの水中スクーターに乗って外国に侵入しようとしていたようだ。
格納庫 ミニ工作船 水中スクーター
対空機関銃も生々しい。この銃で、海上保安官が負傷させられた。命がけで日本を守る人たちがいるのだ。尖閣諸島事件もあったことだし、多くの国民にもっと知られるべき施設だと思った。
対空機関銃 工作船甲板

ところで今回、この2施設に行ったのは、平日じゃないと開いてないと思ったからだったのだが、帰宅してから調べたら、どちらも休日にも開いているみたいだった・・・
(2011年11月25日)

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