KATZLIN'S blog

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ピザで晩ごはん2004-09-19 13:56

久々にピザを作って食べた。1年ぶりくらいか。やってみるといろんなことを忘れていたので、覚え書き。


まず台を作る。ウチでは3人で25cmを3枚食べる。3枚を3種類のトッピングで順番に楽しんだ。

台の材料
  • 小麦粉400g(強力粉7:薄力粉3)
  • ぬるま湯260cc
  • 砂糖大さじ1
  • ドライイースト小さじ2(6g)
  • オリーブオイル大さじ1
  • 塩小さじ1
手順
  1. ぬるま湯に砂糖とイーストを入れて混ぜる。
  2. ぐちょぐちょになったらオイルと、ダマにならない程度(1/3くらい)に粉を入れて混ぜる。
  3. 残りの粉を徐々に入れながらさらに混ぜる。塩も入れる。
  4. ひとまとまりになったら、打ち粉をした台に出してこねる。
  5. 手の付け根を使って体重をかけ、とにかくこねる。
  6. 15分くらいこねて生地が滑らかになったら、油を敷いたボウルに入れてラップをかけて発酵。発酵があまり進まないときは湯せんするかコタツに入れる。
  7. 2倍か2.5倍くらいにふくらんだらグーの手でそっと押してガス抜き。
  8. ボウルから取り出して3等分して、それぞれラップをかけて休ませる。
  9. 10分くらい休ませたら、のし棒で延ばして整形。
  10. 整形について。形は丸でも四角でも構わないが、薄さは3mmくらいにし、縁は少し厚めにする。焼いたときに中央が膨らまないように、フォークなどで小さな穴を一面にあける。
  11. 具を乗せないままオーブンで焼く。ウチのオーブンはぼろくてパワーも弱いので、300℃5分でちょうどいい感じ。これで台の準備完了。
トッピング
ツナマヨ
スライスたまねぎ1/2個をバターで炒め、ツナ1缶とともに台に乗せ、マヨネーズを適量かけてモツァレラチーズをかける。前の日の使い残しのゆでブロッコリがあったのでついでに乗せたらなかなかいい感じだった。逆に、コーンを乗せようと思っていたのに忘れた。
チーズ
ゴルゴンゾーラ、リコッタ、パルミジャーノ、モツァレラの4種。パルミジャーノはすり下ろし、あとの3種は1cm角くらいに切る。ゴルゴンゾーラは塩気が強いので、あまり多くしない。しかしそれでは風味が乏しくなるので、なるべく青カビの発達しているところを使うようにする。
マルゲリータ
生バジル、トマト水煮1缶、モツァレラチーズ。定番中の定番。シンプルにして美味い。

それぞれ、ウチのオーブンでは300℃10分くらいでOK。一緒に飲んだワインはイタリアの白、Orvieto Classico。すっきりしていて、特にチーズのピザとよく合ったように思う。
デロンギのオーブンが欲しい今日この頃です。

キレンジャーのレシピ:キーマカレー2004-02-07 03:04

料理はたいがい本を見ながらするのだが、キーマカレーだけは何度も作るのでとうとう覚えた。

元々はたぶんdancyuあたりを参考にしたと思う。dancyuといえば、かなり前のカレー特集のレシピで、大林宣彦映画監督の野菜カレー が美味かった。野菜の水分だけで作るので、水不使用。しかしその分、大根1本すりおろすという罠が。


かなり大ざっぱな材料、だいたい3~4人分
  • 唐辛子適量
  • サラダ油適量
  • たまねぎ1個から2個
  • ローレル1枚か2枚
  • ターメリック小さじ1くらい
  • コリアンダー小さじ1くらい
  • クミン小さじ1くらい
  • 牛ひき肉400~500グラム(羊でも可、というより羊がベター)
  • トマトペースト適量、なければトマト1個
  • グリーンピース1/2カップ
  • 水適量
  • にんにく・しょうが各1片
  • 塩・こしょう適量
と、これくらいの量をベースに、スパイスなどは好みで加減する。お好みでヨーグルトを入れたりするのも楽しい。
かなりテキトーな作り方
  1. 下ごしらえは、たまねぎをみじん切りにするのと、スパイス類をすりつぶすことくらい。
  2. サラダ油を熱して唐辛子とローレルを入れる。辛さを油に移すように。
  3. みじん切りにしたたまねぎを投入。きつね色になるまでじっくり炒める。この時間が楽しい。
  4. 肉投入。ざっくりと混ぜる。
  5. トマトペースト投入。鍋に直接かかると焦げるので、肉に乗せて混ぜ合わせる。
  6. スパイス投入。混ぜる。
  7. 肉の色がカレーっぽくなったら水をひたひたくらいに入れ、続いてグリーンピースも投入。
  8. 中火で煮る。煮ている間にすりおろしたにんにく・しょうがを入れる。にんにく・しょうがを入れるタイミングが後になるほどその香りが強くできあがる。
  9. 水が煮詰まってきて、肉の間がぽつぽつ開いてきたらできあがり。塩・こしょうで味を整える。

(もとは「キレンジャーの秘密基地」として本サイトで公開していた記事です)

キレンジャーのレトルトカレー体験2004-02-07 02:44

カレーミュージアムの全国ご当地レトルトカレーフェア(2002年)で、日本全国のさまざまなご当地カレーを楽しむことを知った。
その後、2003年のカレーミュージアムの改装により、なんとご当地レトルトコーナーが常設に。(しかし横濱カレーミュージアムは2007年に閉館してしまった)

以下は、カレーミュージアムや近所のスーパーで入手したレトルトカレーの覚え書きである。


レトルトカレー10種
インドカリー(中村屋)
写真後列右。辛うまい。カルダモンが強い。パッケージに記載されている辛味順位表では5点満点中4点となっているが、かなり辛く感じた。
広島名産かきカレー(レインボー食品
写真後列右から2番目。封を開けるとすばらしい潮の香り。かきも5個くらい入っていて、ふっくらほこほこ美味しい。中辛となっているが、かなり辛く感じた。
鹿カレー(スズキヤ)
写真前列右。獣臭が広がる。具にたけのこが入っていて、この味と食感が「和風」という印象を与える重要なアクセント。食べていて時折大和煮でも食べているような気分になった。
前沢牛カレー
どちらかといえば酸っぱい系。トマトだろうか? すね肉が中心。
天元豚カレー
写真前列右から2番目。すっぱしょっぱい。肉は見かけより柔らかく、なかなか。可もなく不可もなく、といったところ。
かきカレー「かき道楽」(のびる屋)
写真前列中央。封を切るとかきの香りが漂う。皿にあけて見ると、いきなり大きなにんじん、じゃがいもがごろごろと転がり出てきて驚く。肝心のかきは3つ。カレー自体の味は、カレー南蛮のカレー、といった感じ。
黒豚カレー
写真後列左。辛さや香りはよく、美味しい部類に入ると思う。別の言い方をすれば、ぱっとしたところがない、まあ普通のカレー。
牛すじカレー
写真後列左から2番目。すじとコンニャクが入っていた。カルダモンの香りがとても強い。辛さはあとから「くる」感じ。味はよいが、しかしどうも一味足りないような・・・ なにかスパイスを入れるともっと美味しくなるかも。

(もとは「キレンジャーの秘密基地」として本サイトで公開していた記事です)

キレンジャーの出没地点2004-02-07 02:37

カレーは自分で作るのが好きなので、あまり食べ歩きはしません。
そんなキレンジャーが複数回行ったことのある店。


英印主館えいすかん (まことに残念ながら閉店)
関内。辛さが選べるが、上述のとおり、私はいつも3倍か4倍。8倍以上だかになると辛さを出すスパイスの種類を変えているらしいので、すると味もずいぶん変わるのだろうか?
羊ものをよく食べる。ソースはどんなものでも美味しくいただいている。羊の脳みそカレーが好きだったが現在はやっていない。最近はラムのコルマがお気に入り。
リッチなカレーの店アサノ
町田。いろいろな本で紹介されているとおり、ここのカツカレーは凄まじく美味い。普通、カツカレーだとまったりしたカレーにすることが多いが、ここのはかなりスパイシー。カルダモンが効いているのがキレンジャー好み。カツ自体が相当美味いことを忘れてはならない。
店主は、なんかいかにもとっつきずらそうな爺さん。しかし実はどちらかというとミーハーの部類に属するようだ。店を紹介している雑誌を嬉しそうに見せたり、「松嶋菜々子なんか学生の頃よく来てたんだよ。こんなに有名になるなら一緒に写真とっておけばよかった」なんてぼやいてみたり。ぶらり途中下車の旅に出たときは、それから行列が絶えなくなり、忙しさのあまりとうとう奥さんは体調を崩してしまったんだそうです。以来TV取材は全て断っているとか。
などという逸話を延々と他の客に話していて、こちらが注文したカツカレーのカツを揚げ忘れたりするので要注意。
シド(まことに残念ながら閉店)
横浜東口。横浜そごうの地下にあった。フランス料理の名人、志度氏のレシピのカレーなんだとか。でも店のオーナーは役者の山口崇氏。どういう関係なんだろ。
欧風カレーの中では屈指。まろやかでとろっとしたオーソドックスなシドカレーの他にも、野菜のカレーとか子牛のカレー、フルーツカレーなんかも美味しかった。家が近かったこともあって月に一度は食べていたっけ。給仕はいかにもデパートの店員風の女の子ばかりだったが、カレー鍋をいつも睨んでいたのはいかにも頑固そうな職人風のおぢさんでした。閉店はあまりにも惜しすぎる。

(もとは「キレンジャーの秘密基地」として本サイトで公開していた記事です)

キレンジャーの図書館2004-02-07 02:16

カレー本についての覚え書き。食べ歩き・レシピ本ではありません。


カレーライスと日本人(講談社現代新書、森枝卓士・著)
カレー大王・森枝卓士大先生の名著。日本人とカレーとの関わりについて深くメスを入れた問題作。叙述が前後することが多くて読解に苦労するが、そんなことより、自分にとってカレーとはいったい何なのか、ということを考えるようになるのがこの本の一番のポイントである。
美味しんぼ・第24巻「カレー勝負」(小学館ビッグコミックス、雁屋哲・作、花咲アキラ・画)
言わずと知れたグルメマンガ。上の名著を下敷きにして、冒頭に「インドにはカレー粉はない」というテーマを提示し、興味を引っ張りながらその謎をひも解いてゆく。これを読むといわゆる欧風とインド風のカレーの違いについてよく理解できるはず。スリランカの珍しいスパイスにも心惹かれる。

(もとは「キレンジャーの秘密基地」として本サイトで公開していた記事です)