KATZLIN'S blog

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ワールドカップが二ヵ国語放送じゃない!2006-06-11 02:18

ついにワールドカップが始まったのですが、困っていることがあります。
それは、二ヵ国語放送がされていないこと。自分は海外スポーツを見るときはいつも副音声の実況を聴いているからだ。


なんでわざわざ副音声にするのかというと、日本のアナウンサーはやたらと絶叫するので耳につくから。NHK でも結構うるさく思うし、民放なんて聴けたもんじゃない。叫ぶとかん高くなるのは日本語の特性なのかもしれない。
そんなわけで、英語が大してわかるわけでもないけど副音声で聴くし、たとえ英語でなくても(さっぱりわからないイタリア語だったりしても)副音声にしちゃう。
ところが、今回の NHK の放送は 5.1ch サラウンド。日本語で聴くしかない。WOWOW が放送した EURO2004 は二ヵ国語放送(さらにトーナメントからは二ヵ国語ステレオ)だった。

しかしさすがサラウンド、スタジアムの歓声はかなりの迫力で、これはなかなかいい。さっきのイングランド戦の God Save the Queen は感動モノだった。普通に日本語で聴いていたが、センタースピーカの音を最小に下げることで実況音声が歓声に埋もれて聞こえにくくなった。こりゃあいい。
けれど次のトリニダード・トバゴ-スウェーデンは BS1 で普通のステレオ放送。そしてここに強敵出現。それは解説の木村和司だ。

自分は木村和司の解説がダメだ。内容がどうとかじゃなくて、あの「ん~~~」が五月蝿い。もう生理的にダメ。シュートすると「ん~~~」、タックルで敵を止めても「ん~~~」、ディフェンスがボールクリアで「ん~~~」。
波状攻撃になると徐々に「ん~~~」がでかくなる。センタリングで「ん~~~」、1発目のシュートで「ん~~~!」、2発目で「ん~~~!!」
しかたないので、ただいま音声だけはスカパーのデータ放送にして見ております(ちょっとずれてるけど)。

ところで、全試合録画して、シュートなどの好シーンだけに編集して保存しようかと思っとるわけですが、それだと音声がステレオになってしまうわけで、すると「ん~~~」が保存されてしまうわけで。録画はスカパーの放送にしようかと考えているしだい。しかしスカパーは110じゃないノーマルのやつ。よって画面が 4:3 になってしまう(ウチのデジタルチューナーは古いタイプなのでスカパー110が受信できないのだ)。
ちなみに、同様に生理的にダメな解説者に金子達仁がいる。この人の「ぅおい」はもっとダメかな。あー背中かゆくなってきた。

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(追記)
件のTRI-SWE を 5.1ch 放送で観たところ、センタースピーカの音量を下げても木村氏の「ん~~~」はなぜかくっきりと聞こえた。たぶん自分が気にしすぎなのだろうと思うが、あんまりにもあんまりなのでセンタースピーカのプラグをアンプから引っこ抜いた。
すると今度はまるで地鳴りのような「ん~~~」が聞こえてきた。音声がウーファにも割り振られているためだが、それにしてもこれは強烈に気持ち悪かった。しかたなくウーファも引っこ抜いたら音声がきれいにとれ、スタジアムの中にいるようになった。
それでも録画はステレオ音声になってしまうため、保存用DVDには「ん~~~」が残ってしまう。しかも好シーンだけを残すので、「ん~~~」のオンパレードだ。なんとかなんねえかな。

ワールドカップのデータ放送(NHK BS-hi)2006-06-06 17:42

チャンピオンズ・リーグが終わってようやく頭をワールドカップ・モードに切替えられた。情報収集を開始すると、4年前に楽しみにして見ていた「えのきどいちろうのワールドカップ・ジャーナル」が一日限りで復活していたりとか(うう、見たかった)、世間はひとあし早くモードに入っていたようだった。
こんなに早くからワールドカップで盛り上がってるのって、日本とドイツだけなんじゃないだろうかと思ったりした。


今大会はなんとスカパーでは生放送がないという。衛星での生放送の権利は NHK がとったらしい。前回大会の経緯もあるし、すっかりスカパーががやるもんだとばっかり思ってた。つうかスカパー、それで KAT-TUN にあんな CM やらしちゃっていいのかね。公取委に注意されたりしないだろうか。

デジタル放送の機能のひとつにデータ放送がある。NHK が出場各国の能力を独自に採点したものがデータ放送画面に出ているというので見てみた。テレビ画面の表示はダイヤモンド型のグラフなのだが、よくよく見るとどうやら5点満点になっているようだ。で、試しにこれを数値化してみた。
5点満点で5項目だから、合計の最高点は25点だ。これが20点以上のチームと、おのおのの項目で5点(最高点)と2点(最低点)のセルに色づけをしてみた。なんだかおもしろい。

NHK データ放送の独自評価の数値化
グループ 国名 攻撃力 スピード スタミナ テクニック 守備力 合計
A ドイツ 5 3 4 3 3 18
コスタリカ 3 3 3 4 3 16
ポーランド 3 4 4 3 3 17
エクアドル 2 3 3 3 3 14
B イングランド 5 4 4 5 4 22
パラグアイ 3 4 3 4 4 18
トリニダード・トバゴ 2 2 3 3 2 12
スウェーデン 4 4 4 4 5 21
C アルゼンチン 5 4 4 5 4 22
コートジボアール 4 5 4 4 3 20
セルビア・モンテネグロ 3 3 4 4 5 19
オランダ 4 4 4 4 4 20
D メキシコ 3 3 5 4 4 19
イラン 3 4 3 4 3 17
アンゴラ 2 3 3 3 3 14
ポルトガル 5 3 3 5 4 20
グループ 国名 攻撃力 スピード スタミナ テクニック 守備力 合計
E イタリア 5 3 4 5 4 21
ガーナ 3 4 5 3 2 17
アメリカ 4 4 5 3 4 20
チェコ 4 3 4 4 4 19
F ブラジル 5 5 3 5 4 22
クロアチア 3 3 4 4 4 18
オーストラリア 3 3 4 3 3 16
日本 3 3 4 4 3 17
G フランス 4 4 3 5 5 21
スイス 3 4 4 3 4 18
韓国 3 4 5 3 3 18
トーゴ 2 3 3 2 2 12
H スペイン 5 4 3 5 4 21
ウクライナ 3 4 4 3 4 18
チュニジア 3 4 4 3 3 17
サウジアラビア 2 3 3 3 3 14
グループ 国名 攻撃力 スピード スタミナ テクニック 守備力 合計

評価がもっとも高いのはイングランド、アルゼンチン、ブラジルで22点。まあ妥当なところだろうか。もっとも点数が低いのはトリニダード・トバゴとトーゴの12点。トリニダード・トバゴってそんなに弱いのか。懐かしいドワイト・ヨークが代表にいるらしいが、さすがにもうトシか。
C 組には20点以上のチームが3つ入っているうえ、残るひとつのセルビア・モンテネグロも19点と評価が高く、ここがいわゆる死のグループということになろうか。でも日韓大会のときのアルゼンチン、スウェーデン、ナイジェリア、イングランドという組合せに比べると大したことない。

セルビア・モンテネグロの守備力に満点がついているところからして、おそらくこれらの評価は地域予選の結果が元になっているのではないかという気がする。しかし、94年大会にギリシャが出場したとき、やはり予選で失点が少なかったために、サッカー雑誌などでは守備の評価が高かったが、本大会でぼろぼろに蹴散らされたという記憶がある(マラドーナのドーピング発覚時の相手なので妙に覚えている)。予選での相手に恵まれるということもあるし、それ以来、守備では特に、予選の結果はあてにならないと思っている。

攻撃は自分の評価とはずいぶん食い違っている。
ドイツの攻撃力が5点満点なのが謎だ。あと、ポルトガルも自分なら4点にする。予選ではバカスカ点取ったけど、パウレッタはじめポルトガルの攻撃陣はどうもユーロ2004でハズしまくったときのイメージが強い。あの大会は、控え選手が点を取ってなんとか勝った、というような印象があるのだ(自国開催だったのに)。
これらのチームが5点なら、オランダ、スウェーデンやチェコも5点でいいじゃないかと思う。また、ウクライナが日本と同じ3点てのはあんまりだと思う。シェフチェンコが怪我から復活できないという読みからだろうか。

実は自分は日本チームにはほとんど興味がないのだが、韓国より総点数が低いのは納得しかねる。と思ったらポイントの差はスタミナだったのね。じゃあしょうがないか・・・
というわけで、自分は今大会はチェコを応援して、ブラジルを楽しむつもりであります。スウェーデンも攻守のバランスが良いし、イングランドも久々に面白そうなメンバーでよい。
ようやく、ワールドカップのあのワクワク感が戻ってきた。

SUPER BOWL XXXIX2005-02-07 23:48

本日は年間でも最大級の楽しみ、スーパーボウルの日。もちろん有給とってTV観戦。レギュラーシーズンは全然観なかったけど、これだけは観なきゃ気がすまない。
今年はBSハイビジョンチューナーを買って初めての観戦で、高画質で楽しめた。スポーツ観戦は16:9が視野も広くていい。今BS1の再放送を見ているが、やっぱ4:3はつらい。

初めてスーパーを観たのは1984/85年シーズン。高校1年だった。確かTBSがゴールデン・タイムに放送していて、たまたまチャンネルを合わせたら、映った瞬間、当時49ersにいたロジャー・クレイグがオフェンスラインの背中を駆け上がってダイブするところだった(ような印象が残っている)。すげースポーツだなあと思って翌年は深夜放送できっちり観た。シカゴ・ベアーズが強烈なディフェンスで圧倒した年だ。
シカゴはスーパーでもめちゃくちゃ強くて、大差がついた。当時の最大点差の記録を作った年だった。で、そのときコテンパンにやられた相手が、ワイルド・カードから勝ちあがりシンデレラ・チームと言われたニューイングランド・ペイトリオッツだった。あのNEがこんなに強くなるなんてなあ。
イーグルスもカニンガムの印象が強くて、エースにリッキー・ワタースを獲ったりだとか、そこはかとなくB級のかほりが漂っていたのに、いつの間にかプレーオフの常連になってた。


前半はどたばたとした展開だったけど、その中でSのハリソンの活躍が目立った。が、両QB、特にブレイディがあんまり冴えないように思った。

ハーフタイム・ショーはいつもダンサブルなステージばかりで嫌い。毎年観ないのだが、今年はポール・マッカートニーが大人しく歌っていただけなので思わず観てしまった。歌った曲は Drive My Car、Get Back、Live And Let Die、Hey Jude だった。古い歌ばかりで親しみが持てた。口パクじゃなかったのにびっくりした。Drive My Car なんかはギター・ソロがビートルズ盤の完全コピーだった。

後半になってオフェンスも動いてきてようやくフットボールらしくなった。接戦ということもあり、なかなか見ごたえがあった。ブルースキのインターセプトで万事休すと思ったが、そのあとの粘りに「ひょっとしたら」という気もしてきた。それだけに、残り2分30秒あたりで、時計が進んでいるのにのんびりとハドルしていたのは解せなかった。

どちらもディフェンスが強くて、自分好みのゲームだった。来年は贔屓のピッツバーグを観たいもんです。