E-520 は5月の発売当初からなかなかの評判だった。E-510 に比べて白トビがかなり改善されたんだとか。秋になってキャッシュバックキャンペーンも始まった。今ならまだ E-510 もいい値段で売れる。
というわけで、昨秋思い切って、約半年間つきあってようやく使いにくさに慣れたように思えてきた E-510 を売っ払って、E-520 に乗り換えた。欲しかった超広角ズームの 9-18mm レンズも同時購入した。
白トビが E-520 でほんとうに改善したかどうかは自分ではいまいち確信が持てない。というのも、E-510 を売ったあとで E-520 を買ったため、同じ条件で比較できなかったからだ。しかしもう乗り換えてしまったのだから、過去を振り返ってもしようがない。
以下、E-510 との違いで嬉しかった点。
9-18mm は E-510 と同時に買った標準ズーム 14-54mm につづく2本めのレンズだ。
たぶんかなりの人は2本めのレンズには望遠レンズを買うのだろうけど、自分はフィルム一眼のときにダブルズームキットを買って、超望遠(たしか300mmだった)をまったく使わなかった経験があったので、逆の超広角を選択したのだった。超広角は山とか寺とか、自分にとっては使う場面が多そうだ。
このレンズは、値段の割には写りがよいと、ウェブでもかなり評判がよい。また、とても軽い。軽いということと関連すると思うのだけど、筐体も小さくて、標準ズームの 14-54mm よりも小さいくらいだ。登山に携行するには具合がいい。
次にこのレンズで撮った写真を載せます。カメラは E-520。いずれも jpeg 最高画質の1024x768。ホワイトバランスはオートで、レタッチはしていない。
広角レンズ定番の見上げる構図。横浜ランドマークタワー。左右のビルが覆いかぶさってくるようだ。
見下ろす構図。横浜ランドマークタワー69Fの展望フロアから南方面の眺め。
横浜港大桟橋に停泊中の客船飛鳥IIで画角の比較。同じ場所から9mm(左)と14mm(右)で撮ったもの。
近距離から広範囲が撮れるから、狭い敷地に広い屋根の寺院とかで効果を発揮しそうだ。スナップなんかにもいいかもしれない。
最後に、Linux 対応状況。当方使用のディストロは kubuntu 8.04。
jpeg は gimp(2.4.5)でそのまま扱えたが、RAW が gimp-ufraw(0.13)で使えなかったので、本家から0.14の deb を落としてきて dpkg でインストールしたら使えるようになった。
dcraw をサイト作成用のシェルスクリプトで使っているのだが、これも使えなかったので本家からダウンロードしてきて
$gcc -o dcraw -O4 dcraw.c -lm -DNO_JPEG -DNO_LCMS
して使えるようになった。バイナリは $sudo cp -a dcraw /usr/local/bin/ でいつもの置き場へ。シェルスクリプトは絶対パスに書き換えた。