またピカソかよ・・・
と、最初鼻にもかけていなかった展覧会。しかし、ふとしたことから招待券をゲットしてしまった。ピカソは嫌いじゃない。むしろ好きな方だ。でもピカソ展はしょっちゅうやってるので食傷気味だし、会場がアレだし・・・ 大丸東京のワインフェアに行くので、それじゃあついでに見てやるか、くらいの軽い気持ちで出かけた。
結論からいうと、よい展覧会だった。軽い気持ちだったので、カウンターパンチをくらった。
軽視していたのには訳がある。それは主催が東郷青児美術館だということ。
ここは、バブル絶頂期に、なんと会社の百周年記念だかで、ゴッホの「ひまわり」をン十億だかで落札して、しかもそれを神棚に祀るように飾っているという、成金根性丸出しの恥知らずのアホ美術館だ。主催の展覧会も、印象派みたいな一般受けするようなのばっか。そんな、蒐集にも企画にもポリシーのないところが主催するのだ、期待のしようもない。私が美術展を見に行くようになったのは高校生の頃だから、もうかれこれ20年近くになる。しかしそんなわけで、安田火災時代から、この美術館に足を踏み入れたことはなかった。若い頃は、金をもらっても行きたくないと思っていたくらいだ。
というわけで、カウンターパンチだったのだ。油彩が60点もあるというのが大きいと思う。
カタログは買わなかった。絵葉書を7枚買った。絵葉書は、実作品の寸法が載っているところはいいと思った。たっぷり1時間鑑賞して、会場をあとにしたのは11時過ぎだった。
昼食は高島屋に行った。本当は
(損保ジャパン東郷青児美術館・2004年10月23日観覧)
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