KATZLIN'S blog

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トリッパ2005-02-11 23:25

昨夜は、たまに行く近所のイタリア料理店で食事をした。
前菜はたらの白子ソテーのサフランリゾット、トリッパの煮込とチーズオーブン焼き、白金豚のサルシッチャと野菜のグリル、パスタに寿豚ひき肉と小松菜のラビオリ、メインは自分が鹿児島黒豚のグリルで、相棒が白金豚のサルシッチャのトマト煮込、という内容だった。ワインは Dule というカンノナウ主体のサルジニアのIGTで、2001年ヴィンテージのものをとった。

サルシッチャはクミンと思われるスパイスの香りが特徴的で刺激的だった。
黒豚のグリルが激烈に美味かった。脂分もそれなりにあるのだが、脂臭さを感じさせない。焼き加減がちょうどいいのだろう。シェフは我々の注文したワインに合わせて、スパイスをアニス・シナモン・ヴァニラにしてくれた。

デザートは私はゴルゴンゾーラのはちみつがけとパッシートという甘口デザートワインを。パッシートは気に入ってもう1杯追加してしまった。相棒はさつまいもとマスカルポーネのティラミス仕立ての黒糖ジェラート乗せ。これは二人とも大好きな一品。


2品目のトリッパを運んできた店員が、トリッパを注文したのはいいけど、手をつけずにそのまま残した客がいたという話をした。その客はトリッパが牛の胃だということを知らずに注文したらしい。
意外に思った。こういう店に来る客ならば、それくらいは知っていそうな気がしていたからだ。駅ビルに入っている洋食惣菜の店には、ビーフシチューなどとともにトリッパの煮込みも並んでいるご時世なのだ。食べ歩きや、イタリア料理が好きな人なら知ってて当然のはず。

さて料理は進み、我々がメインにさしかかろうという頃、隣の若いカップルのテーブルにトリッパが運ばれてきた。すると
「えー何これ、胃かな」
「みたいだね」
やはり知らないようだ。トリッパが何なのか、知らないなら聞いてから注文すればいいのに、と思った。

実はかく言う我々も、サルシッチャってなんだろうとか思いながら注文したのであった・・・

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