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シトラスセント甲州2005とカツオの刺身のマリアージュ2006-04-07 00:38

本日の夕食、鯛のソテー(バジルのソース)に合わせてこの甲州を飲んでみた。能書によるとシトラス セント(柑橘系の香り)が豊かに表現された甲州種のワインということで、この名前のようだ。

1,500円なら気軽に飲める。で、限定4,992本(この限定という言葉に弱い...)。千野家契約園のブドウを使っているとか。千野といえば、以前ソレイユワインの「千野甲州」なるワインを飲んだことがあるが、関係があるのだろうか?


軽く冷やして抜栓。直後はとくに強い香りはなく、控えめ。グラスにそそいで見ると、無色に近いのがいかにも甲州だ。しかし一口飲んでみて、その色からは想像もできないくらいの強い香りに驚いた。名前どおりの柑橘系で、同じ柑橘でもみかんではなく、明らかにレモンの感じだ。爽やかだが、ただ爽やかなだけでなくコクもある。これで1,500円なら充分と思う。

鯛にも合ったが、それよりも副菜のカツオの刺身によく合った。いつも、カツオ(に限らず刺身全般そうだが)を食べるときにワインを飲むと、魚が生臭く感じられて相性が良くないなあと感じていた。特にシャルドネなんかはひどいと思う。が、このワインと合わせるとカツオの臭みが完璧に消え、魚肉本来の味がでてきた。カツオにレモンをたっぷり掛けたからかもしれない。淡泊になりすぎて逆におもしろくないと感じる人もいるかもしれないが、自分にはこの方が好みだ。脂ののった部位も、ぎとぎとしたこってり感が消えて食べやすい。

醸造元のソウリューワイナリーのサイトを見ると、シトラスセント甲州辛口のヌーボーというのは載っているが、このノーマルの甲州は見当たらない(ラベルがそっくりだから姉妹品?)。ググってもわずかにヒットするのはそのヌーボーの方ばかり。ひょっとして超新商品なのだろうか。

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