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死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン(講談社+α新書)2008-10-09 00:38

ワインは好きでよく飲むが、シャンパンは高くてなかなか手が出せない。しかたないので、イタリアのスプマンテなどを楽しんでいた。スプマンテもシャンパン製法で作られたものは結構美味いのだが、でもやっぱり、シャンパンにはかなわないと思う。だからもうちょっと、シャンパンのことをちゃんと知っておきたいと思っていたところだった。
いったいシャンパンのどこが凄いのだろう。


まずシャンパンをめぐる最近の事情、次にメゾンの歴史や格付けの話などがきて、残りの1/3が本題の「死ぬまでに飲みたい30本」の紹介となっている。
レコルタン・マニピュラン(RM)という言葉も知ってはいたが、それがどうしてウリになるのかがいまいちピンときていなかったが、この本を読んでやっとわかったような気がした。近くのデパートの売り場にはこのRMがずらずら並んでいるので今度よく眺めてみよう。
ワインは飲み物なのだから、美味しく飲めればそれでいいという考えもあろうが、それが生み出された背景を知るとより一層深く味わえるようになると自分は思う。RMのこともそうだが、メゾンの歴史なんかも知ってみるとおもしろい。そのテの話は普段敬遠しがちなのだけど、興味深く読めた。
30本の紹介も、それぞれのメゾンの特徴が出ていて参考になった。

数えてみたら、30本のうち、意外にも10本くらいは飲んだことがあるものだった。でもこんなに深く味わいながら飲んだことなかったから、飲み直さないといけない。
それにしても、近所でリーデルのシャンパングラス(フルート型)の安売りを見つけて買ったばかりなのに、『脱フルートグラスのススメ』なのがちょっぴりショックだった・・・

(山本昭彦著・2008年)(2008年10月8日読了)

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